セミナー

 ハロワで開催されていた求職活動支援セミナーというものに出席してみました。「ちょっとでも得られるものがあればいいかな」と思って出席したんだけど、なかなか有意義でした。
 一番始めに「就職活動とは『自分』という商品を売り込む活動である」と言われる。つまり、自分のセールスポイント(売り)は何かということを考えなくてはならないわけですね。中途の場合は、「その人が何をしてきたか=何ができるか」ということが売りになる。新卒はそういった経験がないので、熱意ややる気、性格、ポテンシャル、学歴が売りになる。そういった「自分の売り」を自分でちゃんと把握して、それを売り込んでいく活動が就職活動というものだ、ということなのですね。
 また、買い手である会社の方の要求も正確に受け止めないといけない。例えば経理の募集では、その多くに「簿記2級程度」といった条件がつく。これは、買い手としてこの程度の技能水準は欲しいよ、というメッセージです。買い手がそういっているのだから、売り手は無視するわけにはいかない。もし資格を持っていなかったら、あらためて資格を取るか、最低でも「現在勉強中です」といったポジティブな返信を会社に返さなくてはいけない。「熱意があります。頑張ります」だけでは、会社のメッセージに対して正確に応答したことにはならないんですね。自分に足りないものを把握し、それを補うことが必要になります。
 もし、自分の技術や経験が足りない場合、ひとつのやり方として、正社員ではなく契約社員もしくはアルバイトで雇ってもらうという手もあります。非正社員で働きつつ、技術を身に付けていき、その後で正社員になるという方法です。自分がやりたい仕事の分野がはっきりしているのなら、この方法は有効なんじゃないかと私は思います。