村山涼一「論理的に考える技術」

この本を読むと頭が良くなると思う。まだ読んでる途中だがそう思う。
この本で説明されているのは、文章(思考)を図形化して捉えるということだ。思考を分け、それぞれにモジュール化し、そのモジュールを効果的に配置することによって、わかりやすく伝えることができる。

おそらく頭が良い人は物事をモジュール化している。物事をモジュール化し、まとめて把握していると、物事を個々に捉えて操作するよりはるかに効率的に物事の整理が行える。パソコンでファイルをフォルダでまとめて管理すると効率がよいのと同じだ。

内田樹さんのブログでも同じようなことが書かれていた。この日のブログで彼は、【話というのはいくつかの「ユニット」からできている。】と言っている。これはつまりモジュール化しているということだ。

話がうまい人というのは、その場で話を生成しているわけではないと思う。その場で生成される話というのはおそらくたどたどしい話し方になるに違いない。話のネタをモジュール化してストックしているからこそ、それの組み合わせを考えることだけで長時間の会話を淀みなく行えるのである。

 
ああ、ちなみにこのサイエンス・アイ新書シリーズはなかなかおもしろそう。このほかにもおもしろそうな本があった。
http://sciencei.sbcr.jp/