合気道

 合気道稽古、一回目行ってきました。なかなかおもしろかったです。
 構え、入り身、転回、受身、一教などを習いました。合気道の構えというのは、半身といって、相手に対して斜めに構えます。正面から力を受けない、ということみたいです。そして、そのまま相手に入っていくのが、入り身。半回転して入っていって、結果相手の横に立ち、相手と同じ方向を向く入り方が転回です。実際に先生に入られてみると、なるほどという実感がありました。相手の力を正面から受けるのではなくて、ぎりぎりのところでいなす。かといって、相手から離れすぎてもいけない。ぎりぎりのところで相手の力を流すのは、スマートでかっこいいと思います。
 受身は稽古をやる上での必須前提というか、怪我をしないようにちゃんとマスターする必要があります。これがまだできない! かたちとしては後転なのですが、左にはある程度スムーズに回れるんですが、右にはまだうまく回れません。何回か練習していたら、ついに気持ち悪くなってしまいました…。なんといっても、こんなに後転したのなんて、学校の体育以来ですもん。しばらく稽古をやめてボーっとしていました。
 一教というのは、もっとも初歩の押さえ技です。四教まであって、順番にマスターしていくもののようです。一教は一番初歩の技ですが、基本にもなっているので、本格的に稽古をする場合、これを一年間ずっと稽古をすることもあるそうです。一教を稽古することによって、合気道に必要な練られた身体ができていくそうです。
 あと、合気道の原理みたいなことも教えてもらいました。先生は何度も「力を抜け」と言います。これはどういうことかというと、力を殺さないということです。人間、力を入れると内側の筋肉に力が入ります。腕でいえば、曲げるときに使う筋肉が内側の筋肉です。体幹でいえば腹筋。この内側の筋肉というのは、車に例えるとブレーキの役割だそうです。逆に、外側の筋肉がアクセル。腕でいったら、伸ばすのに使う筋肉ですね。でも、この外側の筋肉というのは、あんまり人間には意識できないものみたいです。内側の筋肉の方をどうしても意識してしまう。バーベル上げとか、そうでしょ? 力を抜くというのは、つまりブレーキをきかせないということです。力を100%使う。合気道の稽古で押し合いをやる稽古があるんですが、確かに、力を入れるときよりも抜いたときの方が倒されてしまう。ちょっとおもしろいです。
 一回目の稽古が終わっての感想ですが、次も行きたいと思うようなおもしろさを感じました。これからも楽しみです。