細野真宏「細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!」

購入。書名長いね!
この本は論理的思考法について書いてある本です。本書ではそれを「数学的思考法」と呼んでいます。
では、数学的思考法とはなにか? それは、ある情報の要素をフローチャート化することです。フローチャート化するにあたっては、要素を適切な間隔で並べることが必要です(本書でいう「思考の歩幅」をそろえる)。そして、それぞれの要素同士の論理的繋がりの強さを考えます。無理がある論理の繋げ方はつっこみ所となります。
こうして情報を適切にフローチャート化することによって、他人にわかりやすく情報を伝えることができるようになります。
また、ひとつの情報を知ったときに、「本当にそうなのか?」と疑ってみたり、「それは何を意味しているのか?」「他の情報との繋がりはないか?」なども考えてみたりします。そうすることによって、単にひとつの情報を暗記するよりも効率的な学習ができるようになります。
この学習法は、最初は理解度の延びは低いのですが、学習効果は放物線的に伸びます。これをこの本では「y=x2」的な勉強法と言っています。
あと、情報を受け取るときには、自分の「思い込み」に注意を払う必要があります。「思い込み」を取り除くには、一旦「仮説」を立ててそれを他の情報で「検証」していく工程を経ます。それによって「仮説」をブラッシュアップしていきます。ひとまず問題がなさそうなところまでいけば、一応それを「本質」的なものと見なします。
そうやって得た「本質」を複数つなぎ合わせて、「情報の全体像(基盤)」を作ります。これができると、素早い情報の処理、的確な判断ができます。「先を読む」ことができるようになります。

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!

細野真宏の数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!