Yes

オーケンの小説や山田五郎のラジオではよく音楽の話が出てくるのだけれど、その話の中でよくプログレプログレッシブ・ロック)というものが語られる。自分の中のイメージではプログレというのは脱構築したロックというか、音楽理論の先鋭化したロックみたいなイメージがあり、これはつまり具体的には全然よくわかんないよっていうイメージであった。自分で書いててなんだけど「脱構築したロック」ってなんだ? なのでまあ王道らしいYesというグループのアルバムでも聴いてみようと思い、TSUTAYAで『Fragile』を借りてみた。
で、聴いてみたら、あ、普通に音楽として聴ける、というのが感想だった。もっとわけわかんない音楽かと思ってた。現代音楽みたいな。普通にいいじゃん。
あとちょっとびっくりしたのが、「Heart of the Sunrise」という曲で、聴いた瞬間「あ、『バッファロー'66』のテーマ曲だ」と思った。『バッファロー'66』とは1998年制作、ヴィンセント・ギャロ監督のアメリカ映画である。映画の方で先にこの曲を知っていたというのも順番が逆なのであるが、意外なところで繋がったのがおもしろかった。

Fragile

Fragile

バッファロー'66 [DVD]

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