内田樹講演会

行ってきた@新宿紀伊國屋ホール
女性もそこそこいて、年齢層も幅広い。満員だったと思います。
印象に残った話としては、以下3つ。いやー、行ってよかった。おもしろくて、時間が経つのがあっという間でした。
1.おっさん連中が既得権益をしっかりと握っているので、若い女子は生き残るためにはニッチを探さないといけいない。そんな鋭敏な感覚を持った女子が、いまは武道や芸事の分野にたくさんいるとのこと。超重要情報。
2.これから日本経済は縮小し、社会も流動性の低い身分制的になる。そして、いままでの如何により多くのカネを手にいれるかという経済活動から、如何に適切な人に適切な仕方でカネを使うことが出来るかという贈与的経済活動が重要になってくる。そこで必要になるのは、贈与を贈り合うことができる人間関係。頼り頼られるコミュニティを構築していないと適切な贈与を贈ることはできない。
3.天職やキャリアは向こうから呼ばれるもの(故に英語では天職は「a calling」)。自分から向かうものではない。やるべきは、向こうからの呼び声をちゃんと捉えるために、可聴音域を広げて耳をすましていること。それをしていれば、あとは自分が好きなことをやっていればよろしい。そのうち、その好きなことをやっている自分を呼んでくれる人が必ず現れる。